よくあるご質問(離婚・相続・多重債務編)
よくあるご質問(離婚・相続・多重債務編) 弁護士 守重 典子 2015年に弁護士登録をしてから、早いもので今年は弁護士として9年目となりました。 今回は、これまでにお伺いしてきたご相談のなかで、聞かれることが多い(と感じる)ご質問を【離婚編】【相続編】【多…
よくあるご質問(離婚・相続・多重債務編) 弁護士 守重 典子 2015年に弁護士登録をしてから、早いもので今年は弁護士として9年目となりました。 今回は、これまでにお伺いしてきたご相談のなかで、聞かれることが多い(と感じる)ご質問を【離婚編】【相続編】【多…
一度も同居したことがない夫婦間においても婚姻費用を支払う義務があるか?~東京高等裁判所令和4年10月13日決定~ 弁護士 柳沢里美 はじめに 結婚すると、夫婦は婚姻関係に基づいて、お互いに協力して助け合う義務があるので、収入が多い(ある)方は、収入が少ない…
審判による子の引渡し命令と強制執行について 弁護士 鈴木幸子 はじめに 離婚が問題となっている夫婦の間で、一方(以下「債務者」と言います)が子を連れて他方(以下「債権者」と言います)と別居した場合、…
成年年齢引下げによる影響 弁護士 柳沢里美 はじめに 民法の改正により、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。 民法の成年年齢には、①確定的に有効な法律行為(契約など)を単独で締結することができる年齢、②親権に服することが…
財産分与の対象とならない『特有財産』とは? 弁護士 沼 尻 隆 一 はじめに 離婚の調停や裁判の際に,子どもの「親権」や「養育費」,あるいは,「慰謝料の請求」などとともに,実務上,よく問題となる事項の一つとして,「財産分与」という問題があります。 これは,…
「公正証書について」 弁護士 沼 尻 隆 一 はじめに 離婚に関するご相談の中で,ご相談者から「離婚の条件を,公正証書にしておきたい」などといったお話をされることがよくあります。 また,いわゆる「終活」に関するご相談の中で,弁護士の私のほうから,「公正証…
不貞慰謝料請求(同性事実婚の状態に法的な保護が与えられるか) 弁護士 河原﨑友太 はじめに 同性同士の事実婚のカップルの一方パートナーの不貞行為を原因として事実婚状態が破綻した事案における慰謝料請求の可否が争われた裁判で,最高裁判所が,慰謝料請求権を認め…
離婚の成立と婚姻費用分担請求権の帰趨 弁護士 岡田宜智 はじめに 婚姻費用分担の申立て(調停・審判)の係属中に離婚が成立した場合,離婚成立時までの過去の婚姻費用分担請求権がどのように扱われるのか,という論点についての考え方は,従前,学説及び下級審裁判例が分…
養育費から見る「子どもの貧困」 弁護士 鈴木 幸子 母子家庭の現状 2016年度の全国ひとり親世帯等の調査結果によれば,母子家庭の母親の8割が就業していますが,そのうちの43.8%がパート・アルバイト等の非正規雇用です。 結婚・出産を機に仕事を辞め,一人…
新・婚姻費用養育費算定表 弁護士 近藤 永久 はじめに 昨年末頃,TVや新聞等のメディアでも少し話題になっていましたが,この度,婚姻費用・養育費の算定表が改定されました。 算定表とは,婚姻費用・養育費の適正金額を簡易迅速に算定するために,家裁実務におい…